家にこもりて
たまに創作をするのだが、とにかく遅々として進まない。
これはもう趣味に許された特権でもあり、興味のないレポートなどは私はむしろ筆が早い方である。このブログも大抵早いのだが。
なぜ趣味となると作業が遅れるかといえば、それは妥協点の決定が総当たりでしかないためである。現状が最善だろうと自分の中で確信するというのは意外に難しい。つまり、一度決定した後に待ち受けるものは無数にある余事象の捜索なのである。
これはいくら考えても良いというものではないし、逆にすぐに思考をやめたからといって悪いというものではない。
将棋などのプロは、考慮時間がないとき直感で打つということがあるという。その直感が外れることもあるし、解析による最前手であることもある。また、長考したからといってその後の手が変わるわけでもなければ、その後の展開も予想通りということも多々ある。つまるところ、これだけは状況次第という他ない。
多くの作家は「締め切りが作品を作る」という。これはまさに余事象の放棄のための外部圧力であり、諦めを作る唯一の方法である。
そんなわけで、今日は一日机の前で過ごしていた。
大した進捗はないが、それもまた幸せである。これが私が創作を続ける理由であるし、幼かった私がプロの作家業を諦めるに至った道程の再履行である。(もちろん才能もないが、それに気づくのはもっと後である。)
やべ、12月も半分過ぎてる。期末課題あるやん…。テストも近いし…。
では、今回はこの辺で。