長所を探そう

皆さん長所ってありますか?

 

最近お仕事探しというものを始めてみたので、私もこのテの質問をよくされるようになりました。

ここで「私の長所は粘り強さです!学生時代は〜」みたいなことを言えれば一人前の就活生なのでしょうが、このレベルは長所というよりは自己評価、自己の理想像に近い話でしょう。客観的な価値とは言えないものが殆どだと思います(大卒就活生は50万人もいるんだから大半は客観的に価値のある素質や経験を持っていないと思っています)。

 

私自身も、何かしら褒められることさえあれど、それは芸をするイヌか、または社交辞令の挨拶のようなもので何ら客観的な価値ではないと感じています。

 

 

本題に入ります。

 

 

私には「これだけは確実に長所だ」というものが一つあります。客観的評価もあり、自分でも実感のある長所です。ギフトだとも思っています。

でも多分、何かしらの長所は人間誰しもあるのだと感じています。気がつきにくいもの、価値が認められにくいもの、競合が多すぎて埋れてしまうものが多いだけだと思いたいのです。

 

そんな私の長所ですが、

 

それは……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「腕の血管が見やすい」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…は?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私も意味がわからないし、それがどうしたという気分です。

ですが、間違いなく人より秀でているのです。

 

決してボディビルダーの方々ように薄い皮膚の下に肥大した血管があるという訳ではありませんが、私の腕の血管は左右ともに腕の中心部に太いものが通っています。肌が薄く白いこともあり、その発見は極めて容易です。

もし採血の実習をこの血管で行うならば誰でも最高評価を叩き出せることでしょう。

 

 

この長所、実際は数ヶ月に一度の献血くらいでしか役に立ちません。数ある提供者の中の1人の血管が多少取りやすくとも社会に何ら影響はないでしょう。

医療学生という訳でもないので、この血管が注射の良き練習台になることもありません。

ですが、これは間違いなく長所なのです。長所としか言いようがありません。

 

 

面接落ちを振り返りながら献血台の上で過ごした30分程こんなことを考えていました。

私自身は注射も怖いし痛いのも嫌いなので毎回ビクビクしながら献血してます。

 

ジュースやお菓子もらって血液検査できるので人間ドックの権利がないニートには献血オススメです。

 

 

面接官「6ヶ月以内に新たな同性・異性と性的接触がありましたか」

「そのようなことはございません」

面接官「海外に渡航・在住経験はありますか」

「ありません」

面接官「n年以内に重篤な病気や手術の診断を受けましたか」

「いいえ。健康状態は良好です」

面接官「悩みを相談できる友達はいますか」

「クゥーン……」