デッかいまちの酔いどれ

秋学期2週目となる講義が7時間後に迫っている中、未だ寝付けず画面に向かっている。いけないいけない。

 

 

さて、大学の講義が始まり、朝型生活に食らいついていくとなると、どうしても酒を飲む機会が減ってしまう。

遅くまでアルコールを入れることを怖がったり、そもそも気分が落ち込んで胃がアルコールを受け付けないというのが大きな理由である。

 

先週も、結局飲酒らしい飲酒は一度しかしなかった。その日は全休であった。

友人に付き添い、品川での一席である。

昼に起き、ろくなものも食べずにたどり着いた午後6時の品川は、帰宅ラッシュの真っ只中であった。改札を抜ければ、一面のワイシャツを着た人間が血管を流れるように流れ続けている。彼らは前を向いて歩いていない。ただただ彼ら自身を支配する何かによってまっすぐ改札口へ吸い込まれていく。私のような構内をウロウロする異分子を華麗にかわしたりぶつかったりしながら、ひたすらに大きな粒子となって動いているのである。

 

友人と合流し、飯を食い、酒を飲んだ。

 

二時間ほど経っただろうか、店を出る頃には品川駅は流速を失い、「人通り」が激しいだけの駅となっていた。

小さな子供が目で何かを探しながら立っていた。その足元には引っくり返ったカップケーキ...。

 

 

先週の酒の記録はこの品川のみである。今週も授業は続くのだ。

では明日の一限で会いましょう。おやすみなさい